19-02-18 修士公聴会(2018年度)

少し遅くなりましたが,修士論文公聴会が2月14日,15日と開催されました.松葉研究室からは3名の公聴会を行いました.

1.佐藤健くん「核剤添加によるポリプロピレンの内部構造の変化の解明(The effects of transparent nuclear agents on crystal of isotactic polypropylene)」

英語発表でした.よく頑張っていました.発表はPPの透明化核剤におけるモルフォロジーの変化について議論したもので,放射光X線を主に利用して透明化核剤を用いた際に成長するγ晶に着目したものです.副査は西岡先生,高山先生にお願いしました.西岡先生からは延伸時に観測されるγ晶がなぜできるのか?どういう分子構造で起こっているのかの議論をしていただきました.また,高山先生からは球晶のサイズについての議論でした.透明化には非常に重要な議論です.また,杉本先生から,γ晶の成長メカニズムについて,滝本先生からは結晶のサイズについての議論をいただきました.しっかりモルフォロジーについて議論できたかと思います.

2.前田悠梨香さん「ポリエステル系織物の染色前熱処理における構造変化とU字型染着の相関(Correlation between Morphological Change and U-shape Dyeing of Polyester Fabrics)」

前田さんも英語発表でした.内容はずっとやりたかった(重要)繊維内部の染色性についてです.特に古くからの課題のU字型染色現象に着目し,モルフォロジーからの観点で議論してくれました.副査は滝本先生,杉本先生にお願いしました.まず滝本先生からは,散乱プロファイルの解釈と非晶と染料の相関についての議論でした.非常に本質をついている質問でしっかりと答えていました.(英語で)また,杉本先生からは,構造の温度依存性についてのメカニズムはについて議論が有り,熱処理による構造変化について答えていました.プレゼンは,発音がクリアでハキハキと発表していて,発表は広島のIPCと比べても十分に成長が感じられました.

3.佐々木健太くん「燃料電池膜の吸水プロセスにおける精密構造解析」

燃料電池膜の吸水直後のプロセスについて精密構造解析を行った発表になります.副査は西岡先生,伊藤先生にお願いしました.まず,構造解析について西岡先生からアイオノマーとの相関について議論してもらいました.また,伊藤先生から吸水プロセスについてと緩和時間というのはどうか?実際のところは平衡に達する時間と考えたほうがいいのでは?という助言をいただきました.また,分子量についての議論も有り,非常に充実していました.

3名ともお疲れ様でした.

終わったあとの満面の笑みでした.

明日は,B4の卒業研究発表になります.

カテゴリー: お仕事, 研究室 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください